不登校 子の道

不登校は甘えか?という議論に終止符を。甘えかどうか1500人に聞いてみた

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どうも、「先生、学校は行かなきゃいけないの??」というTwitterアカウントの運営や、親子オンラインスクール『cocowith』の共同代表をしているジーコです。

これまでに「不登校は甘えだ」という言葉を聞いたことはありませんか?

子どもが不登校になると「不登校は子どもの甘えなのか?」や「学校に行かせないことは親の甘やかしなのか?」不安になってしまうこともあるかもしれません。

もしかしたら、直接誰かに言われたことがある人もいるかもしれません。

しかしながら、『不登校』とは本当に甘えなのでしょうか?

今回は、このよく聞かれる「不登校は甘え」について色々と考えていきたいと思います。

不登校は甘えだと思うかアンケート

まず、多くの人は不登校についてどのように考えているかを知るために、Twitterアカウント「学校は行かなきゃいけないの??」で以下のようなアンケートを取りました。

甘えかどうか《結果》

投票数1,525票のうち、『甘え』と回答した人が6.6%(100票)、『甘えじゃない』と回答した人が81%(1235票)、『その他』と回答した人が12.5%(190票)となりました。

圧倒的に「不登校は『甘えじゃない』」と考えている人が多いという結果になりました。

不登校は甘えではない理由(回答者のコメント)

このアンケートで不登校は『甘えじゃない』と回答した方のコメントをいくつかピックアップしてみました。

 

不登校は甘えか?どっちとも言えない旨の回答

続いて、不登校は甘えとも、甘えじゃないともどちらとも言えない趣旨の回答をご紹介いたします。

 

この他にも様々な意見があるので、是非、コチラから読んでみて下さい。

以上のように「不登校は甘え」について様々な見方があるということを分かっていただけたのではないでしょうか?

しかしながら、「不登校は甘え」についてもう少し深く考えていくには、そもそもどうして不登校は甘えという意見が出てしまうのかについて考える必要があると思います。

そもそもどうして不登校は甘えだと思われるのか?

これはやはり「学校は行かなきゃいけない場所」という固定観念があるからこそだと思います。

「学校は行かなきゃいけない場所」だからこそ、学校に行かないことは「ずるい」「甘えてる」という考えになってしまうのです。

そもそも学校は行かなきゃいけない場所ではありません。
学校に行きたければ行けば良いだけです。

そのため、本来「ずるい」も「甘え」もないはずです。

子どもたちは「学校に行く義務」があるのではなく、「学校に行く権利」があるだけです。

もし不登校は甘えだとしても、そもそも甘えは悪いこと?

「不登校は甘え」について考える上で、もう1つ考える必要があるのは「そもそも甘えは悪いことなのか?」ということです。

2018年の日本財団とNHKの調査では全国に33万人(中学生の10人に1人)の苦登校(不登校予備軍)がいることが明らかになっています。

また、2020年度の小中高校生の自殺者数は過去最多の499人というデータもあります。
その原因は、進路に関する悩み(55人)、学業不振(52人)、親子関係の不和(42人)の順に多かったとされ、学校や家族に関係するものが多いのです。

この2つのデータから何を言いたいのかというと、アンケートのコメントにもあったように、不登校の子は甘えることのできる環境があったからこそ不登校になることができたという側面もあるということです。

家族にも、友達にも、誰にも甘えることができず亡くなった子もたくさんいます。
是非、そのことを知っていただきたいと思います。

不登校が甘えかどうかは別として、身近に甘えることのできる人がいたり、環境があるって素敵なことではないでしょうか?

不登校は甘えかどうかまとめ

今回は「不登校は甘え」という言葉について、アンケートの結果やコメントを元に考えてみました。
今回の記事をきっかけに「不登校は甘え」という言葉を色々な角度から見ることができるようになっていただけていると嬉しく思います。

不登校は甘えかどうかは分かったから、実際に不登校になったらどうすれば良いのか?についてはコチラの記事を読んでみて下さい⇩


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