どうも、「先生、学校は行かなきゃいけないの??」というTwitterアカウントで不登校を中心に日本の教育に関する発信をしているジーコ(@laolaos_koji)です。
これまでTwitter運営やフリースクールで働いてきて、たくさんの不登校の子を観てきましたが、同じ『不登校』と言えど、不登校になって苦しんでいる子もいれば、逆に学校に通っていた時よりも活き活きとしている子もいるように思います。
そこで、今回は不登校になって苦しんでいる場合とそうでない場合との違いを不登校経験者などにアンケートをとって、不登校の『苦しみの要因』を明らかにしていきたいと思います。
少しでも不登校で苦しむ人が少なくなればと心から思っています。
不登校の苦しみに関する要因アンケート
今回は不登校の苦しみの要因を明らかにするために「先生、学校は行かなきゃいけないの??」のアカウントで以下のようなアンケートを取ってみました。
【急募】
不登校になることで苦しくなる場合とそうでない場合があるのはどうしてでしょう?
その違いは何だと思いますか?
是非、あなたのお考えをお聞かせ下さい。
リプ欄にコメントをよろしくお願い致します。#RT希望— 先生、学校は行かなきゃいけないの?? (@namonakigakkou) August 4, 2020
すると、60件以上のコメントをいただきましたので、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
不登校が苦しい場合とそうでない場合の違いは?
真の意味で不登校であることを受け入れているかどうか、かな。
本人が受け入れていない部分があれば本人が辛い。
親が受け入れていない部分があれば親が辛い。不登校である状態も含めて自分を受け入れたら辛くない。
— aki 物流に関わる人 (@akiko_m_psy10) August 4, 2020
周り(特に親をはじめとする家族の理解)
不登校後の学校との関係性などかな…と思います
わたし自身の当時の苦しい気持ちは、最後は自分で自分を認めて、受け入れることで、だいぶ吹っ切れたような気がします— よしみ@よっしー (@rinanan_mirerys) August 4, 2020
学校以外に生きる道を知っているかだと思います。
学校が全ての子が学校に行けなくなったら絶望しかないけど、学校が全てじゃないと気づいている子は学校に行けなくなってもそれほど絶望はしてないように思えます。
もちろん、両者とも何かしら「苦しさ」を抱えてる気はしますけど…
— I__am___Nao@元?不登校 (@nao_nois) August 4, 2020
先行きの見通しが立たない時ですかね。
学校以外に選択肢があれば苦しまなくて済むように思います。子供もみんなと違う行動を取ってしまう事に罪悪感があるようなので、色んな選択肢が普通になれば苦しむ事がなくなるのではと思います。
— カミカミ (@Xb27aSIDBS2xsXI) August 4, 2020
周囲の理解?と思いましたが、それよりも本人が不登校をどう捉えているか、本人の自己肯定感が大きいように思います。
(親も先生も理解がある人ばかりでしたが、それでも自分を認められなくて苦しかったので…)— ふみ* (@nikoniko_fumi) August 4, 2020
単純な答えですが、その子の中の「学校」の重要さで変わると思います。
私も不登校になったばかりのころは、自信を無くしてたりしましたが、父から「お前は頭がいいから、学校の無意味さに気づいてしまったんだ」という言葉をもらってから、不登校に対して負い目を感じなくなりました。
— 物書きカラス (@ravenNovels) August 4, 2020
自分なりに考えてみました。
①周りに理解者がいる
→認めてくれると強くなれる。
②自分が積極的に「不登校を決めた」
→環境要因ではなく意志を持って行かないと決めた。
③学ぶ事を捨てていない
→様々な学ぶ手段があることに気付けている。(勉強以外も)①の存在が大きいのかな😅と思います。
— 大澤浩介 (@RR9oR9pnr4jy7PD) August 5, 2020
「不登校」に自分が負い目を感じているかどうかの差かなって思います。
不登校が悪い事だと思っている時は、めちゃくちゃ苦しい思いをしていたけど
不登校が悪くない事だと思っている時は、自分に正直になって楽しい毎日を送れている気がします"(ノ*>∀<)ノ✨
— ジャス@夢中になる人📫🍀 (@j_masa516) August 4, 2020
苦しいのは大切な人に期待されている場合。特に親は良くも悪くも期待してしまう。それに応えようとするができない自分を嫌いになり自信をなくすのかな。そうでない場合は否定されずすべてを受け入れられた時。自分って大切なんだと分かってくれた気がします。我が子に限りかもしれませんが...💦
— 😊Nissy (@SanemiGiyu) August 4, 2020
息子の場合、本人に学校に行くのが普通、行かないと変。という意識があるうちは、いくら親が学校は行かなくても良いと言っても、苦しんでいました。
でも、何かを境に吹っ切れたように今の自分の過ごし方を認められたのか、学校との程よい距離を持てたのか、苦しまなくなりました。— ビロードハマキ (@hiromiT39209086) August 5, 2020
苦しくなるのは…
“学校に行くのが当たり前“と刷り込まれて生きてきて“自分はそれが出来ない“と感じた場合苦しまないのは…苦しまなくなったのは…
“それが自分一人じゃない“とわかった時、“他者に気持ちを共有“してもらえた時最初から苦しまないのは難しいかもですね
後から気づく…かな…— toco (@toco76134814) August 5, 2020
これでいいのだ、と言ってくれる人の存在。 pic.twitter.com/EffmUTatus
— 芸術テロリスト Blue Leopard (@BlueLeopard1017) August 5, 2020
この他のコメントもコチラから読むことができます。
不登校で苦しくなる要因のまとめ
〇保護者・家族など身近な人、先生・友達に理解がない
〇不登校であることに負い目を感じている
〇自分のことを認めれていない
〇親からの期待が大きい
〇学校以外の選択肢を知らない
〇将来が見えない
〇「学校に行かない」を自分で選んだという主体性がない
などが挙げられました。
つまり、逆の要素を持っていれば明るい不登校になるということ
明るい不登校であるための要因
〇保護者・家族など身近な人、先生・友達に理解がある
〇不登校であることに負い目を感じていない
〇学校に行かない自分のことを認めている
〇親からの期待が大きくない(学校に行ってほしいという期待)
〇学校以外の選択肢を知っている
〇想像できる将来がある
〇「学校に行かない」を自分で選んだという主体性がある
まとめ
今回は不登校で苦しくなる場合とそうでない場合の違いについてアンケートを取り、不登校で苦しくなる要因について考えていきました。
アンケートの結果『親などの身近な人に理解がない』『学校以外の選択肢を知らない』『将来が見えない』『自分のことを認めれていない』などの不登校が苦しくなる要因が挙げられました。
つまり、この挙げられました要因の逆になるような行動やサポートをしていくことで、不登校が苦しいものではなくなるのだと考えられます。
より多くの親子が学校に行く行かない関係なしに毎日を活き活きと過ごせることを祈ってます。
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