どうも、「先生、学校は行かなきゃいけないの??」というTwitterアカウントで不登校を中心に発信をしているジーコです。
小中学校の不登校は今、全国で約20万人(2021年)。
また、中学校の不登校と不登校予備軍を合わせる44万人(中学生の8人に1人)にいると言われています。
つまり、現代において不登校はいつ誰がなってもおかしくない状況です。
しかし、過去のアンケート結果より、半数以上が予期せぬ不登校だったりします。
そして、いざ自分の子が不登校になった時、どうやって対応すればいいか分からず、暗中模索で苦しんだという方を多く見てきました。
そこで、今回は不登校になったときに最初に行くべきところ・頼るべき人について聞いてみることにしました。
【アンケート】不登校になったら最初にどこへ相談に行けば良いか?
今回も不登校向け情報発信Twitterアカウント「学校は行かなきゃいけないの??」で以下のようなアンケート調査を行いました。
【急募】
不登校経験者およびその保護者に聞きます。
不登校になったときに最初に頼るべき場所はどこ(または誰)だと考えますか?
その理由も含めて、リプ欄にコメントをください。
よろしくお願いします。#RT希望— 先生、学校は行かなきゃいけないの?? (@namonakigakkou) September 1, 2019
すると不登校経験者・保護者の方々から約90件ものコメントいただきました。
それでは不登校経験者・保護者の皆さんの意見をいくつかピックアップして見てみましょう。
不登校経験者・保護者のコメント
先ずは子の精神安定のため無理に登校促さず休ませること。親はFBやTWで前向きな明るい不登校親の発言を探すこと。フリースクールや楽天的な人に相談するのも良い。親も落ち着いてくる。学校、スクールカウンセラー、又は絶対学校行かねばならない的な人は論外。
— ぐりぃぃん (@machiruda92) September 2, 2019
こんにちは
頼るべきかどうかはわからないですが😌
私がまず頼ったのはネット、Twitterでした。
・多くの情報が知りたかった
・親の立場、子供の気持ちが知りたかった
です。
情報を集めつつ元担任の学年主任
養護の先生→スクールカウンセラー→教育センターカウンセラー
そして今もTwitterです— と9999り (@toripiyopiy) September 2, 2019
はじめまして、不登校経験者です。
私はまず担任教員に相談しました。
その後校長へ話が行き 対応していただきました。ただ最近思うのは、教員でも対応してくれるかわからない為
スクールカウンセラーがあるのならカウンセラーへ
心身症状があるなら心療内科へ
行った方がいいかもしれません。— トネリコ 酉@音狐 (@neco_honomushi) September 1, 2019
様々だとは思います。
我が家の子供たちは就学前から思春期外来に通っていたので、主治医に相談しました。
学校の教員、主治医、カウンセラー、どこも当たり外れがあります。親の会等経験者の会も同様です。
たたけるだけの扉を叩いてみた
のが現実です
個人的には医師と親の会がアタリでした— さよ子🐾🐾ネコニナリタイ (@tonomamadadamam) September 2, 2019
市が運営している不登校支援学校
第三者として居場所を提供し自分がどう思っていてどうしたいかなどの意思を尊重してくれます(場所や人によることはあるとおもうが)
なにがなんでも教室に戻そうとしがちな学校はやめた方がいいと思います— Rau
まずは担任の先生
→不登校経験がある先生でした。学校は無理して来なくて大丈夫。休むことは大事だよと伝えてくださいました。学校の対応と受け取っていたが学校より先生個人の力量や理解がありました。
担任は学年代わりで転任していまい、スクールカウンセラーが親の拠り所。
— baubau (@mipapaz) September 2, 2019
娘が不登校になった時に、救われたのは、不登校を受け入れているフリースクール、不登校の経験をした子ども、保護者、今の子どもの辛さを理解している大人もしくは教員。沢山話をして、不登校の意味、不登校でも大丈夫。と言うことを学びました。
— かんちゃん (@yjoHyoT2zEowsqn) September 2, 2019
学校のSCが本当は良いのでしょうが我が子の場合はハズレでした。区の相談、思春期外来、民間カウンセラー、大学の心理相談、フリスク二か所の親の会、フリスクカウンセラー…と渡り歩き、あるフリスクがとても良い指針になってます(でも子は通えてません)。良い人、場所を探していくしかないのでは
— ゆらり (@doramicyan1009) September 4, 2019
この他のコメントはコチラから読むことができます。
それぞれの相談先のメリット・デメリット
学校の先生・担任
メリット
・子どもの学校での様子を深く知っているので、具体的な対応をしやすい。
デメリット
・教員個人の理解・力量に左右される。
・不登校に関する理解がまったくない教員もいる。
・学校・教員によってできること・配慮がバラバラ。
・事実として学校内でできる範囲でしか対応はできない。
病院
メリット
・医学的知見によるアドバイスを得られる。
・治療による心身の症状の回復。
デメリット
・必ずしも不登校に関して理解があるとは限らない。
・根本的な解決には至らない。
・薬の服用による副作用の理解も必要。
スクールカウンセラー
メリット
・専門なアドバイスを得られる。
・話をしっかりと聞いてくれる。
デメリット
・当たりはずれがある。
・カウンセリングだけで実質的な問題解決に繋がらない場合がある。
・カウンセリングを受けるまでに時間がかかることがある。
フリースクール
メリット
・専門アドバイスを聞ける。
・実質的な解決に繋がりやすい。
デメリット
・フリースクールに入ることのメリットばかりの言われる可能性がある。
・そもそもフリースクールが近くにない。
・フリースクールによって方針が異なる。
・お金がかかる。
Twitter・SNS
メリット
・不登校経験者と繋がれる。
・共感を得られ安心感がある。
・一般的には出回っていないような不登校に関する情報を得られる。
・不登校の子どもの気持ちも知ることができる。
デメリット
・情報や共感は得られるが実質的な解決には至らない。
まとめ
今回は、不登校になったときに最初に行くべきところ・頼るべき人についてのアンケートをまとめました。
経験者のコメントからどこの機関にもメリット・デメリットがあることや、当たりはずれもあることが分かりました。
そのため、1つの機関や人だけに相談・頼るのではなく、いくつかの場所で相談に行ってみて、自分が信頼できると思えるところと繋がると良いと思います。
また、学校に行く行かない関係なし普段から相談できる多様な居場所を作ることを心がけておきましょう。
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