どうも、元ラオスの青年海外協力隊&ラオスで出家してお坊さんになったジーコ(laolaos_koji)です。
『世界一静かな首都』と呼ばれるラオスの首都ビエンチャン。
それ故に、ビエンチャンは観光スポットが少ないと言われることがあります。
しかし、そんなことはありません。実はビエンチャンにも沢山の見どころがあります。
今回は、ビエンチャンに2年間住んでいたぼくが本気おすすめするビエンチャンの定番観光スポットからディープな観光スポットまでご紹介いたします。

目次
ビエンチャンのおすすめ観光スポット10選
1.パトゥーサイ:ラオスの凱旋門
ビエンチャンの観光スポットで外すことのできないのが、ビエンチャンの象徴とも言える「アヌサーワリー・パトゥーサイ」
フランスのエトワール凱旋門を参考にして建設されたとされていますが、天井絵などには仏教の要素がちりばめられておりラオス様式の凱旋門となっています。
パトゥーサイには、朝の8時から17時まで、3000キープ(約40円)で登ることができ、ビエンチャンの街並みを360度一望することができます。
また、パトゥーサイの中では、ラオスTシャツやキーホルダー、小物など、たくさんのラオスのお土産が売られているので、お土産探しにももってこいのスポットです。
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また日が暮れ始めるとライトアップされ、日中とは別の幻想的なパトゥーサイを観ることができるので、夕方から夜にかけてパトゥーサイに行くのもオススメです。
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パトゥーサイの場所と行き方
ゲストハウスの多いへのメコン川沿いから徒歩で15分~20分程度。
トゥクトゥクなら5分程度(3~5万キープ)
2.タートルアン:ラオスを象徴する黄金の仏塔
ラオスの国章や紙幣にも印刷されているラオスのシンボル的仏塔であるタートルアン。
タートルアンには釈迦の骨が納められていると言われ、仏教徒の多いラオスにとってとても重要な場所で、仏教行事のある日には多くのラオス人がタートルアンに集まります。
また、タートルアンの南側にはある「ワットタートルアンタイ」という寺院もお勧めです。ワットタートルアンタイには、巨大な黄金の涅槃像や美しい曼荼羅の天井絵があったりと見どころたっぷりなので、タートルアンに行った際には、ワットタートルアンタイにも行ってみましょう!
ちなみにお寺やタートルアンは神聖な場所であるため、露出の多い服装は避けましょう。
タートルアンの場所と行き方
メコン川から徒歩で40~50分かかるため、自転車やトゥクトゥクで行くことをおすすめします。
3.ブッダパーク(ワットシェンクワン):不思議な仏像テーマパーク
様々な変わった仏像が並べられるブッダパーク。
仏教とヒンドゥー教が組み合わされた独特の世界観を感じることができます。
ユニークな仏像と面白い写真が撮れると有名なスポットです。
入場料は15,000キープ(約200円)
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ブッダパークの場所と行き方
ブッダパークはビエンチャン郊外に位置し、車で1時間弱かかります。
タラートサオ・バスターミナルから出ている14番のローカルバスに乗ると片道8000キープ(約100円)と安く行くことができます。
トゥクトゥクでも行くことができますが、かなり値段が高くなります。
ローカルバスの乗り方についてはコチラを参考にしてください⇩ どうも、元ラオスの青年海外協力隊のジーコです(@laolaos_koji) 今回はラオス旅行者には難易度の高いビエンチャン市内を走るローカルバスの乗り方について解説します。 ローカルバス ...
ラオス・ビエンチャン市内を走るローカルバスの乗り方
4.ターゴーン:ナムグム川に揺られて食べれるラオス料理
ビエンチャン北部ターゴーンにある『Loa Derm Som Ngum Restaurant』では、屋形船に乗ってナムグム川に揺られながらラオス料理を食べることができます。
船は1時間6万キープ(約800円)で乗ることができ、注文した料理が全て船に運び込まれると陸を出発します。
美味しいラオス料理でお腹いっぱいになった後は、船に吹き込む風と心地の良い川の揺れで眠たくなってしまいます。
日本人観光客にはあまり知られていないターゴーンの『Loa Derm Som Ngum Restaurant』ですが、現地のラオス人にはとても人気のレストランで、週末のお昼時はかなり混むので早めに着くようにしましょう。
ターゴーンの場所と行き方
タラートサオバスターミナルから出ている23番のターゴーン行きのローカルバスに乗って1時間程度。
終点のターゴーンで降りると、目の前に橋があります。その橋を歩いて渡り、右に曲がると『Loa Derm Som Ngum Restaurant』があります。
5.タラートクアディン:ビエンチャンの台所
野菜、果物、お肉、衣類、日用品まで何でも揃う活気あふれる市場のタラートクアディン。
ラオス人のリアルな生活を感じることができるラオスの日常を知りたい人にはおすすめのスポットです。
また、タラートクアディンの近くには映画館なども入っている近代的な総合デパート『ビエンチャンセンター』もあり、ローカル感たっぷりのタラートクアディンとビエンチャンセンターの両方に訪れて、その違いを体感してみると面白いと思います。
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タラートクアディンの場所と行き方
タラートクアディンはビエンチャンの中心にあるものの、大通りに面していないため見つけるのが難しいです。
タラートサオバスターミナルからビエンチャンセンターの向かう途中の道で左に曲がり小道を進んでいくとタラートクアディンがあります。
6.ホアイホン職業訓練センター:自分だけのラオス布を作ろう!
ホアイホン職業訓練センターでは、自然の染料を使って染物体験をしたり、機織り体験ができます。
職業訓練センターという名前の通り、ホアイホン職業訓練センターは貧しい女性たちがラオスの伝統織物を作れるようになる職業訓練の場にもなっています。
染織体験および織物をするには事前に予約が必要になります。
半日コースや1日コースなど、コースよって値段が異なるので、詳細はホアイホン職業訓練の公式サイトから確認ください。(https://www.houeyhongvientiane.com/?fbclid=IwAR2N71pBgy7I9xTDMmYmY3jMN7r8gkKDZckXgIc-QfDOxTMme8sBEO_K6AY)
ラオスに来た記念に是非、自分だけのオリジナルラオス布を作ってみてはどうでしょうか?
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ホアイホン職業訓練センターの場所と行き方
ホアイホン職業訓練センターは中心街から車で約20分ほどかかる距離でトゥクトゥクドライバーも場所を知らない場合が多く観光客が自力で行くのはなかなか難しいと思います。
ですので、ホアイホン職業訓練センターの送迎をお願いするのが良いと思います。ビエンチャンの中心部にある「True Colour(トゥルー・カラー)」というお店から送迎をしてもらえます。
7.メコン川広場とナイトマーケット:全てを包み込む夕焼け空
特に何もしなくていい。メコン川に沈む夕日をぼーっと眺める時間が何とも言えない至福。
日中は閑散としているメコン川の広場ですが夕方になると多くの人が集まってきます。
ある人はエアロビクスをしに、ある人は散歩をしに、ある人は子どもとの時間を過ごすために、ある人は恋人とデートをしに。
それぞれの過ごし方を眺めているだけで心が温かくなるスポットです。
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また、夕方になるとメコン川沿いに数キロに渡るナイトマーケットが開かれます。北部の古都ルアンパバーンのナイトマーケットは観光客向けのお土産が多いですが、ビエンチャンのナイトマーケットではお土産よりも現地のラオス人向けの衣類や雑貨が多く、現地の生活感を味わうことができます。
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メコン川広場の場所
8.コープビジターセンター(COPE Visitor Centre):不発弾との戦いの歴史を知る
コープビジターセンターは、現在も続くラオスの不発弾問題について知ることがスポットです。
トリップアドバイザーではビエンチャンの観光スポット1位がこのコープビジターセンターです。
あまり知られていませんが、ラオスは実は世界で一番多く不発弾がある国なのです。
そして、今でも不発弾による被害者が毎年出ています。
現在も毎日不発弾処理が行われていますが、全ての不発弾を処理するには100年以上かかるとも言われています。
このようなラオスの一面を知ることができるビエンチャンで絶対に行くべき施設の1つです。
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コープビジターセンターの場所と行き方
ビエンチャンセンターの通り更に進んだ中心部から自転車で10分~15分程度の場所にあります。
9.ワットソークパルアン:瞑想体験ができる寺院
ワットソークパルアンは誰でも参加OKの瞑想寺です。
ワットソークパルアンでは毎週土曜日の16:00から瞑想教室が行われています。
英語の話せるお坊さんが瞑想のやり方について教えてくれるので、瞑想が初めての方でも安心して参加することができます。
瞑想体験後には質疑応答の時間もあり、瞑想や仏教についての質問にお坊さんが答えてくれます。
また、お寺の近くには薬草サウナのお店もあり、瞑想の後にサウナに行けば心も身体もサッパリすることができます。
ラオスの仏教や瞑想に興味のある方は是非一度訪れてみてください。
今日はソークパルアン寺で瞑想教室。
30分座る瞑想、15分歩行瞑想。
毎週土曜日16:00からやっているようです。 pic.twitter.com/LxqsL6NCcd— ジーコ@世界中を学び場に (@laolaos_koji) 2018年3月10日
ワットソークパルアンの場所と行き方
中心部から少し離れた場所にあるため、自転車で行くことをおすすめします。
中心部から自転車で20分~25分程度かかります。
10.朝の托鉢:ラオスの優しい循環
ラオスでは毎朝お坊さんの托鉢修行(他人から喜捨を頂く修行)が行われています。
主食であるもち米を基本に、お金やお菓子が喜捨されます。そして、その頂いたご飯やお金でお坊さんたちは日々を生活をしています。
托鉢はどこか特別にスポットがあるわけではなく、お寺のある地域ならラオスではどこでも観ることができます。
托鉢行列は古都ルアンパバーンが有名ですが、もちろんビエンチャンでも毎朝托鉢が行われています。
しかも、ルアンパバーンの中心部での托鉢は観光化が進んでしまい観光客が喜捨体験をしてる場合が多く、あまり趣がなくなってしまっていますがビエンチャンではそのようなことはありません。
現地の人の信仰によるありのままの喜捨・托鉢を観ることができます。
ルアンパバーンで托鉢を観たことがある方も、是非、ビエンチャンの托鉢も観ていただきたいです。
朝の托鉢の場所
お寺によって托鉢で歩くコースや時間が決まっているため、泊まったホテルのフロントで近くで観ることができる托鉢の場所と時間を聞いていみると良いと思います。
ちなみに上の托鉢の写真は『サラナブティックホテル』の近くで撮ったものです。
サラナブティックホテルの前には毎朝5:00~5:30頃にお坊さんたちが托鉢にやってきます。
この近くにはいくつもお寺があるため、多くの托鉢行列を観ることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ビエンチャンで行きたい・観てみたいスポットは決まりましたか?
今回は定番観光スポットだけでなく、少しコアなスポットも紹介してみました。
是非、色々な側面のラオス・ビエンチャンを感じていただければと思います!!
それではラオス観光をお楽しみください!

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