不登校

『不登校から抜け出す』ではなく『不登校は悪いという考えから抜け出す』

 

これは『先生、学校は行かなきゃいけないの??』のアカウントでプロフィールに固定しているツイートです。

そして、ぼくが今の世の中に最も広げたい内容です。

 

なぜなら、不登校問題における最大の問題は、『不登校は悪い』『学校を休まず行くことが正しい』という常識が広まってしまっていることだからです。

 

この常識が日本中に広がっているが故に、

学校の先生は自分のクラスから不登校の児童生徒を出すことを恐れ、

保護者は自分の子を不登校にすることを子育ての間違えと捉え恐れ、

子どもたちは自分が普通じゃないことを恐れます。

 

その恐れから大人は子どもたちを無理やりでも学校に行かせようとし、子どもたちは我慢して学校に通うおうとします。

そうすることで「自分は我慢しているのに学校を休む奴はズルい」という感情が発生し、学校を休むということは悪いことだという考えが益々強まってしまっています。

 

それが結果として、子どもたちの我慢の限界を超えさせてしまい不登校の生徒を増やしてしまっています。そして彼らは不登校になったことに劣等感を持ち、その劣等感から自発性を失ってしまいます。

(『平成28年度の不登校の調査』では全国で13万人以上が不登校という現状)

 

 

『不登校は悪いという考えから抜け出す』どうすればいいか

 

先ほど、「不登校の生徒を増やしてしまっています。」と書きましたが、、、

実はぼくは不登校の生徒はもっともっと増えれば良いと思っています。

なぜなら、それが『不登校は悪いという考えから抜け出す』カギとなるからです。

 

 

しかし、ただ不登校が増えるだけでなく『自ら学校に行かないと選択する不登校』が増える必要があります。

学校に行かないで「フリースクールに行く」、「ホームスクール(自宅で勉強)をする」などの学校以外の場所で学ぼうとする生徒が増えれば「学校に行く」は単なる学びの場の選択肢の1つに過ぎなくなり、そうなれば『不登校』という言葉自体に意味がなくなり、『不登校は悪い』という思う人はいなくなります。

 

そのためには自ら学校に行かないと選択する不登校の人数がもっと増え、フリースクールやホームスクールが一般化する必要があります。

 

こんなことをいうと必ず「まだ制度も整っていないのに、無責任な…」と言う人が必ず現れます。

しかし、そもそも制度なんてものは後からついてくるのものです。

 

そんなことを言っているうちにも不登校になり劣等感を持ったまま、勉強もできないまま卒業になってしまう子どもたちが沢山います。

だから一刻も早く学校以外の選択肢を学校に行くことに苦しむ子どもたちとその保護者の目に留まるようにする必要があります。

 

どっちが無責任ですか??

何もしないで責任逃れをしているのは誰ですか?

 

 

大丈夫です。

常識なんてものは正解でも正義でもありません。

ただ多数の人間が信じているにすぎません。

 

どうか常識よりも目の前にいる子どもたち1人1人を見て下さい。

 

そして、子どもたちに新しい道を見せてあげて下さい。

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