ラオスの出家備忘録

俗世に戻る還俗の儀式《出家17日目最終日》

サバイディーສະບາຍດີ

 

どうも、ラオスの仏教僧だったジーコです。

7月23日に還俗して(出家が終わり)2日が過ぎてこの記事を書いています。

 

出家全体のまとめはまだ自分の中でまとまっておらず書けそうにないので、今回は最終日の出来事だけ書いていきたいと思います。

 

ではでは、最終日を振り返りますね…。

 

 

最終日は、いつものように朝の3時過ぎに起き4時からお経を読みました。

最初はパーリ語のお経の教科書を見ながらでも、今どこを読んでいるかも分からなかったのに最終日には、簡単なところは暗記して唱えれるようになりました。

 

普段はこの次に6時から托鉢ためにお寺の外を歩くのですが、最終日の23日は丁度新月の日ということでワンシン(満月と新月(と半月)の日は仏教の日と言われている)でした。

そのため、最終日は外の托鉢に行くのではなく、逆に信者たちがお寺に托鉢(布施)をしに来ます。

ちょうど僕が出家をした次の日が満月&カオパンサーの日だったので、最終日が新月で終わるというのはとても運命的というか良い区切りのように感じます。

 

と、いうわけで最終日の托鉢はいつもより多くのお布施をいただきました。このように

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最終日ということで、協力隊の友達も来てくれて沢山の写真をとってくれました。

こうやって自分の写真を残せれるのは本当に有難いです。

 

そして、朝のワンシンの托鉢が終わり、8時過ぎ、

ついに、還俗の儀式です。

 

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初日の出家の儀式と同じように、住職に3回お辞儀し、住職の言うお経を繰り返して唱えます。

 

一旦、お経が終わり、袈裟を脱ぎ、そして、洋服に着替えます。(17日ぶりの洋服に…)

 

洋服を着たところで、「あ、出家、終わるんだ…。」という気持ちが出てきました。

 

洋服に着替え終わるともう一度、住職の前に座り、お経を繰り返します。

 

これで、還俗の儀式は完了。

時間にして約5分。

あっという間の出来事です。

 

 

そして、最後に、、、

出家が終わりお寺を出る人がやらなければならない決まり事があります。

 

それがこれ!

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そう。トイレ掃除です。

 

 

予想外の決まり事にビックリでした(笑)

トイレは大切ですね!

 

しかも、この日の2日前に個人的に掃除をしたばかりでした…(証拠↓)

 

トイレ掃除が終わり、これでついに全ての儀式が終わりです!

 

そして、荷物を取りに部屋に戻り、 

荷物を持ち、最後に出家期間中同じ部屋で色々と教えてくれたクバーニー(僧侶のニーさん)と握手をし、

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みんなと少し話をして、

『さよなら』です。

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みんな「また今度、遊びに来てね!」と言われ、少し泣きそうでした。

 

一緒に17日間過ごせて楽しかった。

 

これだけラオス人と寝食をともにしたのも初めてだったので、友達というか、家族のような兄弟たちのような存在でした。

 

だから、

「みんなとまたどこかで会えたらいいなぁ。みんな将来どうなっていくんだろう? 」

 

そんなことを想いながら、 

お寺をあとにしました。 

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 これににてラオスの仏教僧ジーコの出家生活は終了。

 

しかし、まだまだ出家生活のことについて書きたいことが残っているので、番外編でこの備忘録シリーズは続きますので、

どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

とりあえず、

「ただいま俗世!」

 

 

何かが終われば、また新しい何かの始まりですね。


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