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文科省のデータは真実ではない!?不登校経験者に聞いた本当の不登校の理由・原因

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どうも、「先生、学校は行かなきゃいけないの??」というTwitterアカウントの運営と、親子オンラインスクール『cocowith』の共同代表をしているジーコです。

 

不登校の定義と近年の状況

文部科学省では「不登校」とは、病気や経済的な理由を除き、欠席日数が年間30日以上の生徒と定義しています。

2018年度の小中学生の不登校数は16万4582人。翌年、2019年度の不登校数は18万1272人と更に増加しています。
コロナ感染拡大前にもかかわらずこんなにも多くの子が不登校の状態でした。
今後、学校に行かない子の数が更に増えていくと考えられます。

それでは、不登校の原因・要因とは一体何なのでしょう??

 

文科省の不登校の原因・要因の統計

2018年度の文科省の統計では、不登校になった原因・要因をこのようにまとめています。(出典:平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果:https://www.mext.go.jp/content/20191217_mxt_syoto02-000003300_8.pdf

詳しく内容を見てみると家庭の生活環境の急激な変化,親子関係をめぐる問題,家庭内の不和等などを要因とする「家庭に係る状況」が小学生で55.5%となっています。つまり、小学生の不登校の半分以上が家庭が原因・要因となっているというわけです。

この結果には違和感を感じざるを得ません。
それもそのはず、この統計は不登校児童本人ではなく、学校側が回答したものだからです。

実際の不登校の原因・要因とは大きく異なると考えられます。

不登校当事者(保護者)と学校側との不登校に原因・要因に対する考えの違いが、学校と保護者との間に大きな隔たりを作ってしまっているかもしれません。

そこで、今回は不登校経験者とその保護者のリアルな声を元に不登校の要因・原因を探っていきたいと思います。

 

不登校経験者による不登校の原因・要因についてのアンケート

今回も「先生、学校は行かなきゃいけないの??」のTwitterアカウントで以下のようなアンケートを取ってみました。

すると、リプライや引用リツイート、DMなど不登校経験者およびその保護者から250件近いコメント頂きました。

複数回答可として、コメントを意味ごとに分け、集計すると以下のような結果となりました。

不登校の原因集計結果

教員対応関係 77 27.3%
いじめ 40 14.2%
クラス・学校の雰囲気 32 11.3%
体調不良(起立性調節障害など) 30 10.6%
授業内容・合理的配慮がない 23 8.2%
学校の決まり事・規則 23 8.2%
友人関係 21 7.4%
学業不振 11 3.9%
わからない・なんとなく 10 3.5%
家庭に係る要因 6 2.1%
部活関係 4 1.4%
コロナ 2 0.7%
その他 3 1.1%
合計 282  

不登校当事者(保護者)が考えている不登校の原因は1位は「教員の不適切な対応」

コメントを意味ごとに分けると282個に分けることができ、集計すると、

不登校の原因・要因として『教員対応関係』が27.3%と最も多いという結果となりました。
続いて『いじめ』14.2%、『クラス・学校の雰囲気』11.3%、『体調不良(起立性調節障害など)』10.6%となりました。

文科省の小中学生の不登校の要因で最も多かったのが『家庭に係る状況』37.6%であったのに対して、今回の調査では『家庭』を要因とする回答は2.1%となり大きく異なります。

また、文科省の調査では『いじめ』を要因とする不登校は0.6%であったのに対して、今回の調査では14.2%と2番目に多い結果となりました。

当初の予想通り、学校の先生が認識している不登校の原因・要因と不登校経験者の思っている不登校の原因・要因とは大きく異なることが分かりました。

それでは、次に不登校経験者の実際の声を見てみましょう。

不登校経験者の声

この他にもたくさんのコメントがあるのでコチラから読んでみて下さい。

なぜ不登校になったか当事者のリアルの声を聴くことができます。

 

不登校の原因についてのまとめ・考察

今回は「先生、学校は行かなきゃいけないの??」のTwitterアカウントで不登校の原因についてのアンケートと取り、2018年度の文科省のデータと比較してみました。

その結果、やはり文科省の調査とは大きな違いが見られました。
もちろん、母集団(対象者)も異なりますので、単純に比較はできませんが、今回の調査で不登校経験者(保護者)の思っている不登校の原因・要因がある程度明らかになったと思います。

不登校経験者の多くは、『教員対応関係』(担任の先生)が原因で不登校になっており、不登校を出さないためには、教員の指導方法やクラス担任制について考えていく必要があるでしょう。

また、いじめの発覚後の早期解決の対応はもちろん、HSCの子や起立性調節障害などの子に対する合理的配慮も不登校を防ぐことに繋がるでしょう。

また、不登校当事者(保護者)と学校側との不登校に原因・要因に対する考えの違いがあるため、学校側と保護者との間に溝を作ってしまい、関係性を悪化させてしまているケースが多くあることも今回の調査でわかりました。

お互いが歩み寄り、一緒に子どもたちが安心して成長できる環境を作っていきたいものですね。

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