どうも、「学校は行かなきゃいけないの??」というTwitterアカウントで不登校問題を中心に発信活動をしているジーコ(@laolaos_koji)です。
ご存知でしょうか?
現在、不登校の小中学生は14万以上いるといわれています。
そして、その不登校の数は少子化が進んでいるにも関わらずここ5年間連続で増加しています(2018年)。
また、日本財団によれば「不登校傾向の中学生」は推計33万人。中学生の10人に1人が不登校傾向であると言われています。
つまり、現在、不登校はいつ、誰がなってもおかしくない状況なのです。
それにもかかわらず、不登校になった後どうすべきか?だれに頼れば良いのか?などは、保護者も学校の先生も、もちろん不登校になった子も手探りの状況が続いています。
そこで今回は、不登校経験者とその保護者に不登校になったばかりのときに、役立った・頼りになったものについてアンケートを取ってみることにしました。
不登校になったばかりで、どうすればいいか分からずに悩んでいる方の参考になればと思います。
不登校になったばかりの時に、役立った・頼りになったものアンケート
不登校経験者に聞いた不登校になったばかりのときに取るべき行動を知るために、今回はTwitter「学校は行かなきゃいけないの??」アカウントでこのようなアンケートを取ってみました⇩
【急募】
不登校経験者・その保護者の方に質問です。不登校になったばかりのときに、役立った・頼りになったもの(機関、団体、人、本、サイト)は何でしたか?#RT希望
リプ欄に回答をよろしくお願いします。どのように役立ったかも書いていただけると嬉しいです。— 先生、学校は行かなきゃいけないの?? (@namonakigakkou) 2019年3月16日
すると、不登校経験者やその保護者から100件以上のコメントをいただきました。
回答をくださった皆様、ありがとうございます。
今回は、その中からいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
(紹介しきれないコメントが沢山あるので、是非コチラから他のコメントも読んでみて下さい)
不登校経験者本人の回答
カウンセリングと市が運営している適応教室です
自分以外にも不登校の人がいるんだってわかって少し安心しました。カウンセリングは泣きながらでもちゃんと話を聞いてくれて嬉しかった— ゆりか (@piaj0401) 2019年3月16日
学校には行きたかったけれど、教室に入ることが出来なかった私への配慮だったのかもしれません。私にとってはものすごく助かる事でした。
— 闇に染まりしマーベラストゲトゲ (@ponpokohappy_yd) 2019年3月16日
“自分の居場所”と呼べるものなら、何でも活用しました。
私は中学1年の後半から不登校になりました。
私は絵を描くのが好きでしたので、自分の描いた絵をネットに公開して、自分のサイトやブログを持ったり、そこから“学校”以外での“他者”と関われる場所を得ました。— ΑΖυsα (@s_4orest) 2019年3月17日
1人で居られる時間です
TwitterやLINE等のSNSでの関わりや、家族・クラスメイト・先生等との関わりなんかはしんどかったです
自分自身の考えがまとまらず、今後のことも考えるけどゆっくりもしたい
そんな気持ちから1人の時間は凄く大切だったと感じました
あと不登校でも多少の外出はしてました— Cvep🍀 (@Cvep7) 2019年3月16日
質問の趣旨とはずれるかもしれませんが、私が不登校になったときは父親がアニメをTSUTAYAで沢山借りてきてくれたので助かりました。マイナスになった心の栄養をゼロにもっていく娯楽は“ズル”ではないと感じます。娯楽を楽しめるのも一種の能力ですからねぇ……
— 春瀬由衣@いだてん応援団 (@haruse_yui) 2019年3月18日
不登校経験者本人の回答まとめ
・カウンセリング先生に話を聞いてもらう
・適応指導教室やフリースクールに行く(自分以外にも不登校の人がいることを知る)
・信頼できる先生に相談する
・自分の好きな事をする
・一人で居られる時間を作る
・ゆっくり休ませてもらう
不登校の子を持つ保護者の回答
リアルママ友は発達障害児ママ友か、私自身とつながっていた人。
フリースクール主催の会は、発達障害とは違う道標をくるました。
SCさんは息子の拠り所になったし、私も学校内の理解者として必要だった。— ak m (@akiko_m_psy10) 2019年3月16日
なんといってもTwitter!Twitterが無ければ支援団体を探したかもしれないですが、その必要すら無かったほど、いろんな情報に触れました。
リアルでは小児科の先生。
息子にとって、絶対的な味方でいてくださる。起立性調節障害になってからずっとお世話になってます。— 石田愛@パソコンの苦手克服アドバイザー (@pc_ishidaai) 2019年3月18日
学校の相談室の先生、自治体の教育相談室(適応指導教室)、児童精神科の先生
窓口をたくさん作っておくことで、相談室に行けなくても適室へ、大人になって相談室と縁が切れても、病院の先生とは繋がれる図書館で片っ端から本は読みました
経験者の話が一番良かった
twitterもです— junk かーさん🐊 (@Junk153) 2019年3月16日
「全国フリースクールガイド 2018〜2019年度版」
区の図書館で借りることができます。取り寄せてももらえます。中等部、高等部の学校にこんなに種類があるとは知りませんでした。今後の進路探しに、毎年発行されるので、ありがたいです。 pic.twitter.com/XeEJCcSVY6
— アンジー (@angey0530) 2019年3月18日
スクールカウンセラーさん。雑談のところどころで、どこかへ連携するきっかけを与えてくれました。
小児科の先生。思春期外来のようなことも院内で連携しながら薬をなるべく使わない方向でやっていただき、感謝しています。
Twitter。小児科医の方や、同じ苦しみを持つ方のつぶやきを読んでます。— akehan (@akehan2003) 2019年3月17日
・職場の上司:事情を説明したら「学校がすべてじゃないよー!」と言ってくれて泣いた。勤務も融通きかせてくれている。
※担任は、不登校=甘え?怠け?、無理やりでも連れてこれませんか?的な人だったので論外。(ただ半年経って少しは理解してくれつつある感じはある)
— ねこ嫁 (@abgiysgtsns_d) 2019年3月16日
保護者の回答まとめ
・Twitter
・フリースクール主催の講演会
・親の会
・スクールカウンセラー
・小児科・精神科の先生
・信頼できる友人・上司
・全国フリースクールガイド
まとめ
参考になったでしょうか?
今回は、アンケートを取ってみて分かったことは、不登校本人は、不登校になったばかりの時は現状を解決することよりもまずは、ゆっくりと休めること、自分を認めてくれる存在が近くにいることを求めているようです。
保護者の方は、不登校になった子の気持ちを大切に、Twitterなどで情報収集をしつつ、スクールカウンセラーなどの専門家を中心に、リアルの繋がりを増やしていくと良いかと思います。
自分の子が不登校になると、子どもの将来のビジョンが見えなくて不安に思うかもしれませんが、焦らずに、今を大切にゆっくりと一歩一歩前に進んでいきましょう。
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