妄想が恐怖を生む~今だから言える協力隊のぼくの出家前の心配事~《出家15日目》

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サバイディー

どうも、ラオスの仏教僧ジーコです。

なんだかんだで残り出家生活も2日となりました。

7月23日の午前に還俗の儀式を行うので実質明日が最終日みたいなものです。

もう何があろうと明後日で終わりなので、今回はぼくが出家する前に心配だったことを書こうと思います。

実は、半ば勢いで「出家したい」と友達のお坊さんに言ったら、思った以上にとんとん拍子に話が進み出家することになったので心の準備的なものが出来ていなかった感じでした。

そんなわけで、ぼくには大きく分けて3つの心配事がありました。

1.協力隊として出家していいのか?

本来、ボランティアをするために来た人間が仕事を休んで出家をしていいのか?(一応ラオスの学校は雨季が休みなのでその時期に合わせてはいる)

あまつさえ、出家をするということは逆に托鉢でお金をもらうことになってしまうぞ…。

それで、これを知った誰かが文句を言ってくるのではないだろうか…。

等々、協力隊であるが故に怖いものが多くあり、公に公言するのもどうしようか悩んでいました。

しかし、丁度出家の少し前に任地に来て1年が経ったので所長と調整員との中間面談のがあり、そこで出家をすることの旨を伝えたら所長から「良かったら、その貴重な経験を是非、jicaラオスのfacebookにその体験談を書いてください。」という言葉をいただき、心配が晴れたのを覚えています。

そのおかげでこのように出家体験をブログに書くことが出来ています。

所長及び調整員の皆さん、理解していただき本当に感謝しております。

しかし、よくよく考えてみると協力隊の仕事って何なんでしょう…?

最初は、協力隊はボランティアとしてその国の人のために働き、その国を状況を変えることだとか思っていました、、、

しかし、本当にその国の状況を変えようとするのならたった2年間の活動では変えるのはめちゃくちゃ難しいし、そもそも活動の予算も限られているので大きなプロジェクトを起こすのも難しい…。(無理とは言わないが、、、)

だから最近は、協力隊の最大の役割は『現地の人との国際交流と日本への社会還元』なのではないかと思ってきている。

そう考えるのなら今回の『出家』は今後の社会還元のための異文化理解に(Culture Ambassadorとして)とても良い経験となったと思う。

たぶん、ぼくは『協力隊はこうあるべきだ!』と勝手に正しい協力隊像を作り上げて、その虚像を見てしまっていたがために他人の目が怖くなっていたのだと思う。

2.仏教徒・ラオス人からの反感を買わないか?

ぼくはブッダの哲学的教えは好きなのですが、自分自身を『仏教徒』だとは思っていませんでした。(今もそうです。)

そんな自分が神聖なる出家なんてしていいのか?

また、その出家体験をブログに書くなどして良いのか?

神聖なものを汚す行為ではないのか?ということを考えていました。

しかし、ラオス人に「どうして出家をしたいの?」と聞かれたときに、

「ラオスの文化をもっと知りたいから」と答えると

みんな「おお!いいな!goodだ!」と喜んでくれました。

そして、ツイッターのアカウントのフォロワーが出家のブログを始めてすぐは一時的に減ったものの、そこから50人以上の仏教関連のフォロワーが増えました。

まだ、炎上はしていませんでした(笑)

これもまたぼくの勝手な『仏教徒』像だったんですね。

3.家族にバレたら…

これはバレました(笑)

知らない方はこちら過去記事『母親に出家がバレたので協力隊のボクが出家する意義を考えてみた。《出家10~11日目》』を参照ください。

まぁこれもなんだかんだでなんとかなりましたね…(笑)

以上がぼくの心配事でした。

ほとんどがぼくが勝手に作りげた虚像によるものでした。

たぶん、普段のぼくらの心配事のほとんどもこれと同じで自分が勝手に作り上げたものを自分で自分勝手な見方をすることによって恐怖が生まれるのだと思います。

怖いのは現実よりも自分の妄想です。

オバケなんかも人間が勝手に作り上げたものですからね。

その他のお寺での食事や修行などの生活面に関しては大して心配はしていませんでした。

というかその生活をすることが目的だったので。

むしろ、もっと出家生活は厳しくて良かったのにと思っています(笑)

別にドMというわけでなく、もっと出家生活って苦しいものだと思い込んでいたので。

とりあえず、今回、出家をしてみて思うことが、

『案ずるよりも産むが易し』

とりあえず、やってみればいい。

では、また。

ໂຊກດີ(ソークディー:幸運を)

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